No.06 チェックフライト

ナロマイングライダークラブのチェックフライトは、ドイツ製の機体TWIN ASTIR で行います。仲間3人は無事合格!一方、残念ながら私は不合格。ウィンチ曳航ではなく飛行機曳航での離陸、滑走路の識別、英語での無線のやり取り、乗ったことのない機体での操縦(着陸ギアの有無)など、ハードルはいくつもありました。

チェックフライト前の点検

レッスン1

“Check the orientation of the airfield as soon as you release. ”「曳航機から索を切り離したら、即座に現在地を確認すること」

まず、上空で曳航機から機体を切り離した後、自分の居場所や方角が分からなくなりました。普段、日本で飛び慣れている滑空場の滑走路は1本です。それが、ナロマイン飛行場では滑走路が5方向もありました。その上、中央のコンクリートの滑走路、その両脇の草の生えている滑走路も使うことができるので、一つの方角に対して計3本の滑走路があることになります。もちろん、フライト前に飛行場の地図は確認しましたが、それでも混乱してしまいました。(ちなみに、異なる方向に伸びた滑走路があることはクロスウィンド(横風)での着陸を避けることができるので、パイロットにとって本来とても良いことです。また、同じ方角に対して何本も滑走路があることも同時進入機の衝突を避けることができるので安全です)

レッスン2

“Use the horizon in rough air.”「荒れた空中では、旋回中は水平線を基準に操縦すること」

次に直面したのは、空中でのサーマリング(旋回)です。日本では経験したことのない荒れた上昇気流で、みるみる機体が上昇していきました。最初はどうしても、今までにない動きをしている速度計の針に気が捉われてしまい、機首を上下に振ってしまいました。

レッスン3

“Situational Awareness.”「状況認識」

フライト後、教官から状況認識の重要性を諭されました。機体自体がどんな状態であるか、操縦している機体がどのような状況下にあるか、周囲に飛んでいる他機の状況、飛行場の状況、気象条件などを常に把握することの大切さを教えてくれました。

言うのは簡単、実行するのは難しい。チェックフライトは不合格になりましたが、それは日本を発つ前から想定内だったので、思いっきり吸収できることは吸収して、オーストラリアの飛行環境を楽しもうと思いました。