天候が良い日には、離陸を待つ機体が10機以上列をなします。順番を待ち、滑空機を飛行機曳航してもらうまで、地上で待機します。一機を曳航するために掛かる時間は約30分。その間、地上待機組は他のパイロットのフライトログを記録します。ボーッとただ座ったり、無線に耳を澄ましたり、他のパイロットと会話を楽しんだり。一番厄介なのは、水分を求めてハエが顔につきまとってくることでした。ひたすら長閑な時間が流れます。
待機所の目の前には、ゲーブル・マーカー(Gable Marker)といって、滑走路の人や車の立ち入り禁止エリアを示す標識が所々に設置されています。