No.04 気象ブリーフィングと世界から集まるパイロット

飛行日和は、毎朝10時からクラブハウスで気象ブリーフィングが行われます。日本のローカルフライトの気象ブリーフィングでも、日本の気圧配置を確認していますが、オーストラリアでの気象ブリーフィングは国土の面積があまりにも広い面積をカバーするので、とても新鮮でした。気温の高い日に、気象担当の人が“Today, we are baptized by fire(今日、私たちは炎の洗礼を受けます)”という表現を使っていたのが印象的でした。

気象ブリーフィング(1)
気象ブリーフィング(2)

グライダーパイロットは、オーストラリア、オランダ、スイス、スペイン、ドイツ、チェコ、中国から集まっていました。オーストラリアの夏は、北半球では冬にあたるので、ヨーロッパから多くのパイロットが訪れます。二人とも旅客機B767機長のオランダのカップルは、普段はバスを運転しているけれども毎年お正月の休暇にはスポーツカー(グライダーの高性能機)をドライブしに行く感覚でナロマインを訪れているとのことでした。