2010年9月30日、今回の旅で楽しみにしていた大きなイベント、プラハ日本人学校への出前講義に出向きました。日本宇宙少年団YAC(ヤック)の未来MM分団(ミライ・エムエム分団)でのボランティア経験もあったので、海外での活動も心待ちにしていました。
全体プログラムも学生自身で企画。日本の宇宙開発の現場はウルトラC級の知恵と工夫の塊、日本の技術力をバシバシ紹介したいというメンバーの熱い想いがありました。当日は学年別に3班に別れて活動し、最後は校庭に全員集合して3機の水ロケットを発射!
1.ハヤブサ体験ゲーム
学年:小学校6年生、中学校1~3年生(約40名)
プログラム内容:段ボールでゲームをつくる。はやぶさの困難な道のりを追体験してもらうことで、はやぶさ帰還のすごさを学んでもらう。「1bit 通信」、「バッテリー再充電」、「イオンエンジン再構成」などを簡単なゲームで体験してもらい、実際の宇宙開発におけるトラブルシューティングについて理解してもらう。
2.イカロスの膜面展開を体験しよう!
学年:小学校3~5年生(約40名)
プログラム内容:2010年に打ち上がった世界初の膜面展開を成功した科学衛星IKAROS(イカロス)について紹介。ごみ袋などでつくった3mくらいの巨大な膜をイカロスの畳み方を参考にして折りたたんでいく。5-7人くらいのチームに分かれてもらい、最もきれいに折れたチームが勝つ競争形式のゲーム。
3.かさ袋ロケットとミウラ折り講座
学年:小学校1~2年生(約40名)
プログラム内容:人工衛星のソーラーパネルの構造にも一部用いられていたり、地図の畳み方として有名な三浦公亮(みうら・こうりょう)さんが発明した紙の折り方を体験し、大きな紙をものすごくコンパクトに一瞬でたたんだり、広げることができたりすることを理解する。
私は小学校低学年のミウラ折り講座を担当しましたが、だいぶ小学1-2年生には難しかったよう…反省…。